いつもありがとうございます。
8月も通常通り営業しますので火曜日のみ休ませていただきます。
お盆休みはございません。
8/2 (火)休み
8/9 (火)休み
8/16(火)休み
8/23(火)休み
8/30(火)休み
* 8/8(月)は勝手ながら研修のため16:00までの営業とさせていただきます。
松屋時計店
営業時間10:00〜19:00
毎週火曜日定休
TEL 073(422)0905
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腕時計ブランド「ハミルトン」のカーキ フィールドシリーズに新たにチタニウム オートが登場しました。ミリタリーウォッチの伝統的なデザインをチタン製38mmのコンパクトなケースに収めた新作はユニセックス仕様。
モデルH70215880はコンクリートの表面のテクスチャーを思わせる素材感が目を引くダイヤルとケース&ストラップのカラーコンビネーションがほんとカッコイイです。
針とインデックス数字には夜光のスーパールミノバ仕様。
ムーブメントは自動巻きで80時間のパワーリザーブ。またニヴァクロン製ひげぜんまいを搭載して耐磁性や温度変化の精度を高めている。
ぜひ店頭でご覧ください!
ハミルトン オートマチック H70215580 ¥128,700(税込)
あらら、、、時針、分針共に文字盤上に落ちてます。
ご自分で電池交換してる最中にこうなったとのことで、相談にお見えになりました。
裏蓋を開けた後、電池を取り出したりしてるうちにムーブメントが動いて文字盤が浮きあがった結果、針がはずれたのではないかと想像します。
電池交換、やって見ようという気持ちとても分かります。(私もオーディオ機器を自分で修理してみたいという願望があり何度か挑戦してます。、、、結果何台も潰しましたが、、、)
出来そうな気がして、出来たりすることもあるでしょう。ただ時計の構造は相当デリケートでして、例えばコイルにピンセットの先がわずかに触れただけでも即アウト。回路交換となる訳ですが、すんなり回路が入手できると限ったことではありません。部品の供給がなくメーカー修理になった場合はたいていフルメンテナンスの修理扱いとなるので、結果的にはとても高いものになります。
そもそも裏蓋を開ける時、スナップであれネジであれ、何が起きるか分からないので毎日時計を触っている我々でも緊張します。無事に交換できた場合でもかなりの確率で器具を使用しないと裏蓋が閉まらないという事態に直面します。
またケースを開けた瞬間に裏蓋に付着している僅かなチリやホコリ、微細な繊維くずがケース内に混入する可能性が大で、そういったものを顕微鏡やルーペなどでチェックして取り出して、さらにケース、裏蓋やパッキンの清掃や防水シリコンの塗布など一連の作業を終えてから元通り裏蓋を閉めることが大切なのですが、混入したままになってしまうと、歯車の間にはさまって時計が止まるということも起きがちです。そうなると分解してOHが必要になります。
もしご自分でやって途中でうまくいかなくなった場合は、その時点でそっと中断してご相談ください。決してやけになってエイヤー!ってことにならないようご注意を。
お気軽にご相談いただけば、決して意地悪なことは言いませんからご安心を。笑
常にお客様にとって最善の解決方法を考えています。
さてPOLICEですね。
正面から見ると、大きな文字盤と大きなガラスに薄いベゼル。何やら最近のテレビを連想しますね。額縁がほとんどなくてサイズいっぱいに画面が広がっているのと似ています。
対照的なのが裏蓋です。何で?というほど小さい。当然裏蓋を開けて、そこからムーブメントや文字盤を取り出すことは出来ません、もっとも取り出すために裏蓋を大きくしたところで、文字盤をもう少し小さく作らなくてはいずれにしても取り出せそうもないので同じことかもしれませんが。
この構造、そうです、以前もご紹介したように、これはDANIEL WELLINGTONをはじめとするデザインに共通してるんです。
針を取り付けるには、とにかく文字盤にタッチできる状態にしなければいけません。
ガラスを割って、修理して、新しいガラスを入れて修理完了するということをやってきましたが、今回は圧縮空気を使ってみることになりました。
空気の圧力でガラスを飛ばしてはずす。破損の危険もありますがその場合の準備はしました。
結果は、、、、、、、、下記の通り無事にガラスが外れました。ほっと一息。
ということで大きな山場を越えました。
今度はこれを組み上げることになります。
トントンと進めて行きましたが、どうもムーブメントの取り付け部分が緩くなっていますね。いずれまた針が落ちることになりそうなので、これを手当てしておきます。
電池も交換して、あとは問題ないでしょう。
こんな具合でスッキリと直りました!
一般的にステンレスの指輪はサイズ直しする前提でできているわけではありません。
商品を作っているメーカーさんでも受け付けずに別に新しい指輪の購入を勧められることになります。
一番の理由はその硬さで、ステンレスはゴールドやプラチナのような「粘り」といったものがなく、ピンピンした感じでとても硬く加工が難しい素材です。また共付けという素材と素材を溶融してくっつける方法でないと強度が出ないため、宝飾品で用いられているロー付け技法は使えません。必然的に周囲を溶かすことになり、満足な仕上がりが期待できないため引き受けられないのが現状です。
しかし、それでもサイズ直しを必要としてる方はいらっしゃいます。
記念の品であったり、思い出の詰まった品であったりする場合は、買い替えで解決するわけではありません。なんとかならないものでしょうか?
なんとかなることもあります!
デザインや状態にもよりますが、お引き受けできることもあります。
上の写真はステンレス製の甲丸リングで、センターにダイヤモンドが埋め込まれています。
今回これを小さくサイズ直しします。
ダイヤモンドが入っている部分と反対側で、リングをサイズが合うように2箇所カット。短くなったリングを丸くなるように曲げていきます。これが硬いステンレスのため、しかも石が入っているのでなかなか難しい作業になります。石に圧力がかかると割れたりすることになるので、それを避けつつ丸く丸く。ゲージ棒で何度もサイズを確認しながらヤスリがけしつつ、継ぎ目がぴったり合うように形を整えます。
ここまでは下準備で、いよいよレーザーの出番です。合わせ目に細かくレーザーを打って一周します。
それからレーザーで溶けてへこんだ部分を埋めるように、ステンレスの細線を同じ場所に溶かし込んでいきます。これを何度も何度も繰り返して隙間をうめ切ったら、今度は磨きです。
飛び出してる部分を削って平らにして、最後は仕上げの磨き。
上手くできて当たり前ではありますが、ちゃんと綺麗に仕上がりました。
下は出来上がりの様子。(黒い線のように見えているのは、写真に写り込んだ周囲の影です。)
こっちは後ろから見たところです。
向こう側のダイヤモンドが入っている部分にクリーニング用の小さな穴が見えます。
ゴールド、プラチナなどの宝飾品のサイズ直し、真珠のネックレスの糸替、石ネックレスなどのワイヤー替、ブレスのシリコンゴムの入れ替え、ネックチェーンのロー付け、ピアス加工、リング加工などなんでもご相談ください。
米国宝石学会鑑定士(GIA G.G.)がベストを尽くして皆様のご要望にお応えします。
Matsuya
松屋時計店 平松 博
〒640-8033 和歌山市本町2丁目27番地
電話 073(422)0905
FAX 073(422)6667
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定休日:毎週火曜日
バンドのコマが外れてしまってます。
あれこれバラバラに見えますが、問題は左下のH型のコマとその窪みにはまるかまぼこ型のコマが外れているところです。
拡大すると分かりますが、これらは2本のネジで固定されていたものです。ところがそのネジが折れてしまった。折れただけじゃなくて「折れ込んだ」状態。錆びつきもあります。この4箇所からネジ山を潰さないようにネジの残骸を取り出すことができれば、そこに新しいネジを作って元通りの状態に戻せます。ただし1箇所でなくて4箇所、、、ネジ山を確保して、、、
なかなかの状況ではありますが、これができないと大ごとになるでしょうから頑張ってやってみましょう。
ということで月日は流れ、、、そんなわけないですね。
慎重にも慎重を重ねつつ、顕微鏡下でネジとの格闘が続きます。その結果、幸運にもネジ山を完璧な形で残すことができました。良かった!
続いて同じ口径のネジの中から使えそうな物を選び、ネジ山を削ってピッタリのネジを作ります。
ブレスも含めて全部洗浄してピッカピカ。これで組み立ての準備は整いました。
バンドを組んで時計本体に取り付けると気持ちのいい達成感に包まれます。
ところがここまで来て今度はバックルの動きがおかしいことに気がつきました。爪に食いつく部分の摩耗と変形があります。削って直すか、あるいはこの部分を交換できるならそうするか?
うちでも多数のDバックルを用意しており、試してみるとその中から近い形のもので置き換えることができることが分かりました。元のパーツは取り外すわけですが、それを元に戻ることもできますので何も問題はありません。
お客様に確認して、ここは交換することになりました。ということでめでたく完了となりました。
バックルの動作も軽快で、気持ちよくお使いいただけるようになりました。
バンドのトラブルでお困りの方は、お気軽にご相談くださいませ。
必ずできるというものではありませんが、できる限りの方法を考えてみます。
Matsuya
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MARC JACOBSの一部のウオッチにはに革製の「引き通し」と呼ばれる一つにつながったバンドが使用されています。(MBM8555とかMBM1150など)
これをさて交換するとなるとなかなかピッタリ会うのものが見つかりません。引き通しのバンドは多くがナイロン製で、革製があっても今度はデザインや色が大幅に変わることになります。またメーカーでの交換は出来るかと思いますが、それなりに費用もかさむことになります。
引き通しとして使用できるように幅が一定のもので、革製でできればステッチなし。そしてカラーが合うことが条件です。それを加工して使えるようにならないか?
そんな条件に当てはまるバンドが、ハイ!ありました!!
以前ご紹介したことのあるカシス・CASSISにピッタリのものがありました。ほんとCASSISは他のどこにもないようなニッチなバンドを本気で提供してくれるのでありがたいです。
革製でステッチなし、カラーはなんと12色展開、14mm〜20mmまで1mm刻みですから
驚きます。値段はお得感満載の¥3,300.(税込)
(しかもそれより細い場合は別シリーズで7mm〜12mmまでカバーしてくれています)
さて、このバンドをこの時計に使えるようにするにはちょっとした加工が必要になります。引き通しに対応することと、もう一つは全長を使用する方にフィットするようにする必要があります。
元々バンドはラグにバネ棒で取り付けることを前提としているので、12時側と6時側をそのまま繋いだのでは当然短くて使用できません。
どうやって接続するか???考えること数十分、、、
2回の試作、もう1回の改良を経て、最終的にスマートな解決法を見つけました。
ステンレスの心棒を加工、ステンレスの細いパイプと組み合わせてバンドにセットした上で、レーザーでパイプと心棒を固定。バッチリです。
バンドとバンドの隙間は全長を考えて距離を決めています。
時計の構造上、左右のラグはつながっておりそこが腕に触れることになるので、バンドの接続部分はスムーズにつながっていれば隙間があってもなくても問題にはなりません。これはうまいこといきました。
交換費用
バンド(¥3,300.を使用)と材料加工込みのお値段が
なんと全部込みで¥3,740.(税込)です。
時計バンドのコマには全体の長さを調節するために取り外しできるコマと、出来ない固定コマの2種類があります。元々はずれないようにカシメられている固定コマが経年変化等によってはずれてしまうと、メーカー修理ではバンドそのものを交換することになり結構な費用がかかってしまいます。
上記写真は固定コマの心棒が抜けてしまった状態です。
修理は、折れた心棒を取り除き、同じ口径の心棒を必要な長さに切りそろえて最後にレーザーで固定するという手順です。
実は反対側の心棒も片方が中で折れていて、もう片方でつながってはいるのですが何とかする必要があります。
手順そのものはシンプルですが、外観を損なわないように直径0.9mmという小さな穴の中で心棒とブレスを溶接することになるので、何よりも正確に作業をすることが求められます。呼吸を止めて集中、みたいな感じです。手の震えとかも厳禁。
出来栄えは写真の通りで、一見して分からないように出来ました。
かなりいい感じだと思いますが、いかがでしょうか。
様々な修理のご相談を受けておりまして、一つ一つの状況は異なるのですが、いずれの場合も最善を提供できるように励んでおります。
時計の内装修理はもちろんですが、時計店で断られたり、メーカーでないと対応できないような時計バンドやクラスプ修理でお困りの方はお気軽にご相談くださいませ。
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さて写真はフォーブルマンシェット FG2.110で、 一枚仕立てのレザーブレスレットの中央に小型の丸型ムーブメントを埋め込むように配置されています。素材の革を意識したエルメスならではのデザイン。この時計にはリューズはなく、裏ブタにある小さなボタンを針のような棒で押すことで時刻合わせを行います。
ミニマルデザインはそれを支えるテクノロジーがあってこそという例ですね。
この フォーブルマンシェットですが、電池交換や修理には、そのシンプルなデザインとは裏腹に多くのことを要求されます。
まずケースを固定するラグのないデザインのため、このままだと裏ブタを無事に外すことができません。無理にやってしまうと革を引っ張って破る可能性もあります。
時計店にはさまざまな道具がありますが、いずれもこの構造に適したものはありません。というわけでこの時計用の治具を一から作りました。
構想3日 製作1日 手直し1日
うまくできました!
それを使って無事ケースとバンドを分離したところです。
今度は裏ブタを外すのですが、これがまた3点爪留めという他にない構造で、ハードルを超えたと思ったらまた別のハードルが登場するみたいな感じです。
それもクリアしてムーブメントに到達すると、やはり小さい!
ここで電池交換の作業をするわけですが、今回はムーブメントのOHが必要なケースなので、中身は全部分解して、洗浄〜組み立て〜注油〜調整の後、ケースに組み込んでバンドに取り付けて完了となりました。
時計の構造はほんとにいろあります。
毎日が勉強ですね。
というわけで
HERMESフォーブルマンシェットの電池交換は安心してお申し付けくださいませ!
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